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PoC支援を検討したら読む記事:失敗しないために絶対重要なポイント

「PoC支援の利用を検討しているけれど、どうやって進めればいい?」

このような方へまずお伝えしたいのは、 “やってみただけ” で終わってしまい、ビジネス成果につながらないPoCが数多くあるという事実です。

時間とお金をかけたはずのPoCが成果を生まない原因は、「そもそもの“問い”の立て方」と「伴走してくれるパートナー選び」を間違えていることにあります。

PoC支援で失敗する理由を示した図

この記事では、PoC支援とは何かという基本事項から、自社に合う支援会社を見抜くポイント、多くの人が陥る失敗パターンまで、具体的に解説します。

【この記事を読むと得られるメリット】

  • 「とりあえずPoC」という姿勢を卒業して、ビジネス成果への最短ルートを描ける
  • 適切なパートナー選定の基準がわかり、確信を持って選べる
  • 陥りやすい失敗を事前に回避できる

ビジネスを大きく飛躍させる “実利のあるPoC” を実現するために、本記事をお役立てください。

1. PoC支援で何ができる?基本事項を確認

PoC支援の検討を始めたものの、そもそもPoCとは何なのか、支援会社にどこまで頼めるのか、はっきりしない点も多いのではないでしょうか。まずは基本から整理して、全体像をつかんでいきましょう。

  1. そもそも「PoC(概念実証)」とは?
  2. PoC支援会社は具体的にどこまで手伝ってくれる?
  3. 自社実施とPoC支援利用の違い

1-1. そもそも「PoC(概念実証)」とは?

PoC(ポック、またはピーオーシー)は「Proof of Concept」の略で、日本語では「概念実証」と訳されます。

PoCとは、新しいアイデアや技術が実際に実現できるかどうかを、本格的な開発や投資を行う前に検証することです。

PoCについて、PoC前後でどう変わるかを踏まえ説明した図

「このアイデアは本当に機能するのか?」「技術的に実現できるのか?」といった疑問を、最小限のコストと時間で、確かめていきます。

PoCについてさらに詳しく知りたい方は、「PoCとは?新規事業開発を加速する検証手法と成功事例をわかりやすく解説」をご確認ください。

1-2. PoC支援会社は具体的にどこまで手伝ってくれる?

PoC支援を行う会社は、企画段階から検証実施、結果分析、さらには次ステップの戦略立案まで、PoCのプロセスを幅広くサポートしています。

多くの支援会社では、まだ方向性が曖昧な段階からでも相談を受け付けています。専門コンサルタントが、目標設定や検証手法の提案から関与してくれます。

支援会社を活用する大きなメリットは、単なる受託開発ではなく、プロジェクトの成功に向けて能動的に提案し、課題解決をリードしてもらえることです。

自社では手配が難しい専門人材や最新技術への知見を活用できるため、効率的で質の高い検証を実現できます。

1-3. 自社実施とPoC支援利用の違い

一方、自社のリソースだけでPoCを実施することも、選択肢のひとつです。業務プロセスの見直しや既存システムの改良程度であれば、社内メンバーだけでも十分に検証サイクルを回せる場合があります。

自社実施の利点は、社内にノウハウが蓄積されることと、社内事情に精通したメンバーで柔軟に進められることです。外部委託に比べて、費用を抑えられる可能性もあります。

しかし、AIなど高度な技術を扱う場合や、社内に必要な専門人材がいない場合は、外部支援の活用が現実的です。深い知見と豊富な経験のある支援会社なら、他社事例や最新トレンドを踏まえた的確な提案ができます。客観的な視点を持っていることも、大きな利点です。

PoCを自社だけで行う場合と外部支援を活用した場合の違いを比較した表。ノウハウ・リソース・コスト面での違いを明示。

結論として、自社実施は機動性と内製化によるメリットがある一方、外部支援は専門知見と客観性によってPoCの精度を高められる強みがあります。プロジェクトの性質や社内リソースの状況を踏まえて、最適なアプローチを選択しましょう。

2. PoC支援で失敗しないためにまずやるべきこと

多くの企業がPoCを急いで開始しますが、じつは、重大な落とし穴があります。非常に重要なポイントとなるため、まずは以下を確認しましょう。

  1. 「どう作るか」より先に「何を作るか」の問いがズレていることが多い
  2. 「内部だけの検討」では限界がある
  3. 客観的な視点を持つ第三者と対話する
  4. 第三者との「壁打ち」から始めるアプローチ

2-1. 「どう作るか」より先に「何を作るか」の問いがズレていることが多い

PoCは「どう作るか?」を検証する手段です。その前段である「何を作るか?」という根本的な問いが間違っていれば、どれだけ精緻に実証しても意味のある結果は得られません。

多くの企業が、Step1の「どの山を登るか?」を十分に検討せずに、Step2の「その山を登れるか?」に取り組もうとします。問いがズレたまま検証しても、「違う山の頂上」にたどり着くだけです。

そして最も恐ろしいのは、「PoCで良い結果が出た」と誤解してしまうケースです。

実際には市場のニーズと乖離しているにもかかわらず、検証結果を過大評価し、本格的な事業化に突き進んでしまいます。

結果として、大きな投資を行った後に「市場に受け入れられない」という現実に直面することになります。

2-2. 「内部だけの検討」では限界がある

「では、どの山を登るか(何を作るか)について、よく検討してから進めなければ」と思うところですが、ここにも落とし穴があります。

危険なのは、当事者だけでこの「何を作るか?」という根本的な問いの妥当性を判断しようとすることです。

なぜ、「内部だけの検討」では限界があるのでしょうか。その答えは、新規事業の当事者は、自分の立てた仮説に対して必然的にバイアスを持つからです。

「このアイデアは良いはずだ」という前提で思考が始まるため、仮説を否定する材料よりも、肯定する材料に目が向きやすくなるのです。

さらに深刻なのは、組織内での議論では、暗黙のうちに「言ってはいけない前提」が生まれてしまうことです。

上司が推進するアイデア、大きな予算がすでに動いているプロジェクト、社内の有力者が支持する方向性──、こうした要素が、本来必要な「根本的な疑問」を封じ込めてしまいます。

2-3. 客観的な視点を持つ第三者と対話する

そこで必要となるのが、客観的な視点を持つ第三者との対話です。

「本当にこの課題は重要なのか?」
「もっと良い解決方法があるのではないか?」
「そもそもターゲットを間違えているのではないか?」

こうした本質的な問いかけは、社内のしがらみや過去の経緯とは無関係な部外者だからこそ、遠慮なく投げかけられるのです。

2-4. 第三者との「壁打ち」から始めるアプローチ

外部の知見を借りるときには、いきなり本格的なコンサルティングを依頼するのではなく、まずは気軽に相談できる「壁打ち」から始めるやり方をおすすめします。

壁打ちとは、現在の仮説や方向性を率直に話し、客観的な意見やツッコミをもらう対話のことです。多くの場合、30分程度の壁打ちで、致命的な見落としや方向性のズレを発見できます。

えそらLLCでは、上記のような壁打ちをしたい方へ、無料でカジュアル相談を実施しています。

PocやMVPについて壁打ちする様子。えそらLLCによる無料カジュアル相談の案内バナー

PoCを進める前にカジュアル相談で壁打ちすれば、失敗確率を大幅に軽減できます。

まだ課題が整理できていない状態でも、まったく問題ありません。対話を通じて一緒に課題を明確にするところから始めますので、どうぞお気軽にお声がけください。

通常の「お問い合わせ」はこちらから

3. 失敗しないPoC支援会社の選び方:7つの評価ポイント

前述の壁打ちを通じて、「どの山を登るか?」が明確になったら、いよいよPoCによって「その山を登れるか?」を検証するステップへ進みましょう。

ここでは、自社のプロジェクトを成功に導くPoC支援会社を見極めるための7つの重要なチェックポイントを解説します。

  1. 自社の業界や課題に強い専門性を持っているか?
  2. 類似プロジェクトの支援実績が豊富にあるか?
  3. 技術だけでなくビジネス全体を見る視点はあるか?
  4. 自分事として考えてくれる伴走型のスタイルか?
  5. PoCの先にある本格導入までサポート可能か?
  6. 料金体系がわかりやすく予算内でしっかり収まるか?
  7. 担当者との相性は良さそうか?

3-1. 自社の業界や課題に強い専門性を持っているか?

支援会社選定の第一歩は、「自社の業界や解決したい課題領域における専門性の確認」です。

PoC支援各社は得意分野が異なるため、自社のプロジェクトテーマに近い実績と知見を持つ会社を選ぶことが、前提条件となります。

たとえば、金融業界のコンプライアンス要件に対応した経験がある会社なら、規制を考慮したシステム設計を提案してくれます。製造業の現場オペレーションを熟知している会社であれば、実際の業務フローに即した実用的なソリューションを検討してくれるでしょう。

逆に、業界知識が浅い会社に依頼してしまうと、プロジェクト進行中に認識のズレが生じて、手戻りが発生するリスクがあります。

3-2. 類似プロジェクトの支援実績が豊富にあるか?

支援会社の実力を測る重要な指標として、「類似プロジェクトでの支援実績の豊富さ」が挙げられます。

過去に手がけた案件の規模・内容・成果を詳しく確認し、自社のプロジェクトと近い条件での成功事例があるかを確認しましょう。

たとえば、「月額予算500万円規模、チーム10名以下、検証期間3カ月以内」といった類似する制約条件での成功実績があるかを確認します。あるいは、「PoC後に本格導入を決定し、導入により年間数千万円のコスト削減を実現した」のような具体的な成果も、高評価材料です。

実績に基づいて、「この段階でこういう課題が起こりやすい」「成功のためにはここがポイント」と的確なアドバイスができる支援会社は、プロジェクトにとって非常に有益な存在となります。

3-3. 技術だけでなくビジネス全体を見る視点はあるか?

技術的な実現性の検証だけでなく、「ビジネス全体の成功を見据えた総合的な視点を持っているか?」についても、しっかり見極めてください。

というのは、技術ありきでプロジェクトを進めてしまうと、技術的には成功しても、肝心のビジネス価値が確認できない結果に陥るリスクがあるからです。

優秀な支援会社は、戦略コンサルティングの要素も兼ね備えています。「この技術がビジネス上どのような価値を生み出すのか」「投資対効果は適切か」といった経営視点での評価・提案を行ってくれます。

たとえば、「技術的には実現可能だが、市場導入には競合対策の課題がある」「システムの応答速度だけでなく、業務効率の改善率で評価すべき」といった多角的な分析ができる会社を選びましょう。

3-4. 自分事として考えてくれる伴走型のスタイルか?

PoC支援においては、ただの外注先ではなく、「プロジェクトの成功に向けて一緒に取り組むパートナーとしての姿勢」を持つ会社を優先的に選んでください。

契約範囲の作業を淡々とこなすだけでなく、クライアント企業のメンバーと一体となって、課題解決に向き合ってくれる会社が理想です。

このような会社を選ぶべき理由は、PoCプロジェクトには、予期せぬ問題や仕様変更が付きものだからです。受け身の対応ではなく、能動的に改善案を提案してくれるパートナーが必要です。

営業担当者だけでなく、実際に手を動かす技術リーダーやプロジェクトマネージャーとも事前に面談し、協働に対する熱意や相性を確認することをおすすめします。

3-5. PoCの先にある本格導入までサポート可能か?

「PoC完了後の本格導入フェーズまで視野に入れた支援を提供できるか」についても、最初に見据えておくとよいでしょう。

PoCが終了した後、そのまま同じパートナーに本番の開発などを依頼できれば、コストと時間の大幅な節約が期待できるからです。

注意しなければならないのは、PoCと本格導入では、求められる技術的要件が異なることです。PoC段階では優秀でも、本格導入時に「開発体制が不十分」「運用サポートに対応できない」といった問題が露呈すると、せっかくの成果を活かせなくなる恐れがあります。

PoC段階から最終的な事業成果の創出まで見通したサポートができる会社を選ぶことで、スムーズに実際のビジネス成果につなげやすくなります。

3-6. 料金体系がわかりやすく予算内でしっかり収まるか?

費用面での条件も、もちろん現実的な選定基準として重要です。料金体系が明確で自社の予算範囲に適合しているかを事前に十分確認しましょう。

人件費の内訳、成果物の範囲、追加費用が発生する条件などが明確であれば、契約後のトラブルを避けられます。

また、「月20時間までは追加費用なし」「仕様変更時は別途見積もり」など、予算オーバーのリスクを事前に把握できる説明があることも重要です。

3-7. 担当者との相性は良さそうか?

最終的な決定要因として、担当者レベルでの相性やコミュニケーション品質を重視することをおすすめします。PoCプロジェクトは短期集中的な取り組みであり、密な連携が必要となるからです。

具体的には、初期相談や提案段階での担当者の対応ぶりから、プロジェクト開始後のコミュニケーション品質を推測できます。

こちらの説明を正確に理解しようと努めているか、質問への回答が的確で迅速かといった点を注意深く観察してください。

「この人たちとなら良いプロジェクトを作れそうだ」と感じられるパートナーを選ぶことが、最終的な成功につながります。

4. PoCでよくある4つの失敗パターンと対策

PoC支援を活用しても、かならずしも成功するとは限りません。多くの企業が陥る失敗パターンを把握し、同じ過ちを繰り返さないよう注意しましょう。

  1. 目的を見失いPoCをすること自体がゴールになってしまう
  2. 検証範囲が曖昧で結局何もわからないまま終わってしまう
  3. 社内の協力が得られずプロジェクトが前に進まない
  4. パートナー選びを間違えて期待外れの結果に終わる

4-1. 目的を見失いPoCをすること自体がゴールになってしまう

PoC支援で最も多い失敗のひとつは、本来の目的である課題解決を見失い、PoC実施そのものが目的化してしまうことです。

とくに、「最新技術の導入」が目標となってしまい、肝心のビジネス課題解決から逸れてしまうケースが頻繁に見られます。

【目的の喪失を防ぐための対策】

  • 定期的に目的を確認する: プロジェクトの節目ごとに「なぜこのPoCを行っているのか」「最終的に何を達成したいのか」を関係者全員で再確認します。月次レビューの際には当初の目的に立ち返り、現在の進行方向が適切かを検証します。
  • ビジネス指標を重視する: 技術的な成功指標だけでなく、売上向上・コスト削減・業務効率化など、事業に直結する評価指標をかならず設定します。たとえば、「システムの応答速度2秒以内」だけでなく「業務処理時間20%短縮」「顧客満足度10%向上」といったビジネス成果を常に意識します。
  • 経営層のフィードバックを受ける: 定期的に経営陣への報告会を設け、事業戦略との整合性を確認します。現場レベルだけで進めるのではなく、経営視点からの評価とフィードバックを継続的に得て、目的から離れないようにしましょう。

PoCはあくまで手段であり目的ではないことを常に意識し、最終的な事業成果に向けて軸をブレさせないことが大切です。

4-2. 検証範囲が曖昧で結局何もわからないまま終わってしまう

検証すべきポイントや優先順位が曖昧なまま進めてしまい、重要な論点を明確にできずに終わってしまうケースもよく見られます。

限られたリソースで実施するPoCにおいて、「あれもこれも検証したい」という欲張りなスコープ設定は、失敗の典型パターンです。

【検証範囲を明確にするポイント】

  • 優先順位を設定する: 検証すべき要素に明確な優先順位をつけ、最重要項目から順番に取り組みます。「データ精度の検証が最優先、処理速度は二次的、UIは対象外」といった具合に、検証の焦点を絞り込みます。不確実性が最も高い部分を特定し、そこに検証リソースを集中投入します。
  • 除外項目を明示する: “今回のPoCでは扱わない範囲” を明確に定義して、関係者間で合意します。「セキュリティ要件の詳細検討は本格開発の段階で実施」「他システムとの連携は次回検証で対応」といった除外事項を明文化すれば、スコープの拡大を防げます。
  • 単一変数で検証する: 一度に複数の要素を変更せず、可能な限り単一の変数に絞って検証します。「今回はアルゴリズムAとアルゴリズムBの精度比較のみ実施」「UI改善効果は別途検証する」のように分離して、因果関係を明確にしておきます。

「限られたリソースで、いかに最大の学びを得るか?」を常に念頭に置き、次のアクションに向けた明確な判断材料を獲得するイメージを持ちながら、プロジェクトを進めていきましょう。

4-3. 社内の協力が得られずプロジェクトが前に進まない

どれだけ優秀な支援会社に依頼しても、社内の理解と協力が得られなければ、PoCを進めるのが難しい状況になります。

よくあるのが、現場スタッフがPoCに対して消極的で、必要なデータ提供や試用への協力が得られないケースです。あるいは、他部署から「現在の業務に支障が出る」といった反対意見が出て、プロジェクト推進が難しくなることもあります。

【社内の協力体制を構築するアプローチ】

  • 早い段階で社内を巻き込む: プロジェクト開始前から、関係部署のキーパーソンへ目的や期待効果を丁寧に説明します。「現場の業務負荷の軽減につながる」「部門の成果向上に貢献する」といったメリットを具体的に示し、当事者意識を醸成します。
  • 合意を段階的に形成していく: 一度に全社の合意を得ようとせず、まず協力的な部署や個人から段階的に理解を得ていきます。たとえば、「まずA部署でパイロット実施し、成果を他部署に展開」といったアプローチも有効です。
  • コミュニケーションを続ける: プロジェクト進行中も、定期的に進捗や成果を社内に共有し続けます。月次での全社向け進捗報告や現場スタッフとの定期的な対話を通じて、社内を当事者として巻き込んだ状態を維持していきましょう。

プロジェクトによっては、社内の協力なしにはPoCそのものが成り立ちません。技術検証と同等かそれ以上に、社内調整と合意形成にも注力していきましょう。

4-4. パートナー選びを間違えて期待外れの結果に終わる

支援パートナーの選定ミスによる失敗についても注意が必要です。

先に解説した7つの評価ポイントを軽視して安易に委託先を決めてしまうと、期待していた成果が得られず「時間とお金を無駄にした」という結果に終わる恐れがあります。

【パートナー選定失敗を回避する方法】

  • 事前調査を十分にする: 候補となる支援会社の実績・専門性・チーム体制などを詳細に調査し、自社要件との適合性を慎重に評価します。「類似業界での成功事例3件以上」「必要技術の分野での専門家2名以上在籍」といった具体的な基準を設けるのも良い方法です。
  • 契約条件を明確に設定する: 提供範囲・成果物・責任分界点・追加費用の条件などを契約前に詳細に確認し、認識の齟齬を防ぎます。「○○の場合は追加費用が発生」「△△までが基本範囲」といった条件を明文化し、双方が合意した状態で契約を締結します。
  • 早期に軌道修正を図る: プロジェクト開始後に期待と異なる状況が発生した場合には、早めに支援会社と協議し、必要なら計画を見直します。違和感を覚えた段階でそれを放置せず、すぐに軌道修正を図ることが重要です。

ここまで、さまざまな注意点や意識すべきポイントを解説してきました。

まずは、無料のカジュアル相談を利用して、PoCの前段となる壁打ちを行うことを、強くおすすめします。大きな失敗を未然に防ぐために役立ちます。

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PoCを有意義なものにするために、ぜひご活用ください。

通常の「お問い合わせ」はこちらから

5. まとめ

本記事では「PoC支援」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

最初に基本事項として以下を解説しました。

  1. PoCは本格開発前にアイデアや技術の実現可能性を最小コストで検証する手法
  2. 支援会社は企画段階から結果分析・次ステップ戦略立案まで幅広くサポート
  3. 自社実施は機動性と内製化、外部支援は専門知見と客観性がそれぞれのメリット

PoC支援で失敗しないためにまずやるべきことは、以下のとおりです。

  1. 「どう作るか」より「何を作るか」の根本的な問いを正しく設定
  2. 内部だけの検討では限界があるため客観的な第三者視点が必要
  3. いきなり本格コンサルではなく気軽な壁打ちから始めるアプローチ

失敗しないPoC支援会社の選び方として、7つの評価ポイントをご紹介しました。

  1. 自社の業界や課題に強い専門性を持っているか?
  2. 類似プロジェクトの支援実績が豊富にあるか?
  3. 技術だけでなくビジネス全体を見る視点はあるか?
  4. 自分事として考えてくれる伴走型のスタイルか?
  5. PoCの先にある本格導入までサポート可能か?
  6. 料金体系はわかりやすく予算内でしっかり収まるか?
  7. 担当者との相性は良さそうか?

PoCでよくある失敗パターンと対策として、以下を解説しました。

  1. 目的を見失いPoCをすること自体がゴールになってしまう
  2. 検証範囲が曖昧で結局何もわからないまま終わってしまう
  3. 社内の協力が得られずプロジェクトが前に進まない
  4. パートナー選びを間違えて期待外れの結果に終わる

PoC支援を成功させるためには、前段となる根本的な問いの設定と、適切なパートナー選択が重要です。本記事で紹介したポイントを参考に、真にビジネス成果につながる実利のあるPoCを実現してください。

監修者

喜多 竜二

えそら合同会社 代表社員/HCD-Net認定人間中心設計専門家

2009年にUXデザインを専門とする「えそら合同会社」を設立、これまでに新規事業をはじめとする200を超える事業を支援してきた。自身は人をより良く理解するための認知心理学を専門とし、生活者に対する共感を出発点としたアイデア創出に力を入れている。東京大学工学部卒業、シドニー工科大学大学院修了。

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