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価値検証とは何か?よくある誤解と正しい知識・具体的な方法まで解説

「新規事業のアイデアはあるけど、価値検証のやり方がわからない」
「そもそも価値検証って、何から手をつけるのが正解なんだろう?」

“価値検証” の重要性は認識しつつも、その具体的な進め方に迷うのは、あなただけではありません。じつは多くの企業が、価値検証そのものを根本的に誤解したまま進めてしまっているのが現状です。

多くの現場では、価値検証とは「MVPを作って顧客に触れてもらうこと」だと考えられています。しかし、それは検証プロセスの後半部分に過ぎません。

その手前で最も重要な「どの課題に取り組むべきか?」という “問い” の検証を飛ばしてしまえば、「市場が求めていないものを作ってしまう」という失敗の最大要因を回避できないのです。

本記事では、価値検証を本質的な視点からしっかり解説します。

【この記事を読むと得られるメリット】

  • そもそも価値検証とは何か、基本からわかる
  • 実践で知っておくべき価値検証の二段階構造が理解できる
  • 事業開発の初期段階から確実な検証を開始できる

「価値検証」を正しく理解し、事業を成功へと導くための確かな一歩を踏み出しましょう。

目次

1. 価値検証とは何か?基本の知識

まずは「そもそも、価値検証って何?」という方にもわかりやすく、その基本的な意味を確認しておきましょう。

  1. 価値検証=事業アイデアの価値を確かめる活動
  2. 目的は「行動による裏付け」を取ること
  3. 正しい価値検証があれば新規事業の博打を避けられる

1-1. 価値検証=事業アイデアの価値を確かめる活動

価値検証とは、「新規事業のアイデアに、顧客が本当にお金を払ってでも解決したいほどの『価値』があるかどうかを、証拠に基づいて確かめる活動」のことです。

「事業アイデアの価値を確かめる」と聞くと、アンケート調査や市場調査などをイメージする方も多いかもしれません。しかしながら、価値検証とそのような調査は、大きく異なります。

価値検証は、
「私たちの解決策は、お金を払う価値があると思ってもらえるか?」
「顧客はお金や時間をかけるほど、この課題に困っているのか?」
という点を、顧客の実際の「行動」を観察し、客観的に確かめていくのです。

1-2. 目的は「行動による裏付け」を取ること

ここでポイントとなるのが「行動で裏付ける」という点です。

言葉による意見だけでなく、「実際にお金を払うか?」「継続して使うか?」といった顧客の “行動” によって裏付けを取ることが、価値検証の目的です。

アンケートやヒアリングで、前向きなコメントが並んだとしても、それが本当に価値を感じていることの証明にはなりません。人には社交辞令や、期待に応えようとする心理があるからです。言葉では良いことを言っても、本当に価値を感じていなければ、財布の紐を緩めません。

行動こそが最も確かなフィードバックであり、価値検証の出発点です。

「便利そうですね、使ってみたいです」という意見を100人から得ても、実際に継続利用する人は数人かもしれません。この現実のギャップを埋めるために、価値検証では行動レベルでの確認を行うのです。

1-3. 正しい価値検証があれば新規事業の博打を避けられる

価値検証は、新規事業において、かならず取り組むべきプロセスです。理由はシンプルで、少額のコストで確かめられることを、数千万円かけた開発で博打する必要はないからです。

新規事業はそもそも失敗確率が高く、放っておけばどうしても「賭け」になりがちです。しかし、価値検証を通じて判断材料をそろえれば、その賭けは戦略に変わります。

価値検証には一定のコストや時間はかかりますが、それでも、開発に突入してから失敗するリスクと比べれば、圧倒的に合理的です。

経営の観点から見ても、価値検証はきわめてコストパフォーマンスの高い「保険」だといえます。大きな投資判断の前に小さな投資で確認する、これは経営の基本原則です。

2. 多くの人が知らない「価値検証の二段階構造」

続いてここからは、「実際に価値検証を進めていきたい」という方に向けて、非常に重要なポイントをお伝えしていきます。

まず、多くの企業がMVP(実用最小限の製品)検証にばかり注目していますが、じつは価値検証には2つの段階があります。そしてより重要なのは、MVPを作る前段階なのです。

  1. 一般的な価値検証の理解は「攻略段階」の一部でしかない
  2. 真の勝負は「問いを選ぶ段階」ここで間違えると挑む山を間違える

2-1. 一般的な価値検証の理解は「攻略段階」の一部でしかない

価値検証には、2つの段階があります。「問いを選ぶ段階」と、「選んだ問いが刺さるか確かめる段階(攻略段階)」です。多くの人が価値検証といって思い浮かべるMVP検証は、攻略段階です。

MVPによる検証も必要ですが、それだけでは不十分です。なぜなら、どれほど優れたMVPを作っても、そもそも取り組んでいる課題が顧客にとって重要でなければ、事業として成立しないからです。

たとえ技術的に完璧な解決策を開発しても、解決すべき問題を間違えていては、意味がありません。

「攻略段階」での成功に満足して事業化を進めた結果、市場規模が想定より小さかったり、顧客の購買優先度が低かったりして、事業が頭打ちになるケースが非常に多いのです。

優秀な開発チームほど、技術的に優れた製品を作ることに集中してしまい、この罠に陥りやすい傾向があります。ご注意ください。

2-2. 真の勝負は「問いを選ぶ段階」ここで間違えると挑む山を間違える

本当に重要なのはその前にある「問いを選ぶ段階」であり、ここで間違えるとそもそも挑むべき山を選び損ねてしまうことになります。

  • 技術的に優れた製品を作ったが、誰も使わない
  • 顧客は良いと言ってくれるが、購入には至らない
  • 一部の顧客は満足しているが、市場が小さすぎる

こういった典型的な失敗パターンは、すべて、問いを選ぶ段階での判断ミスから生まれています。

だからこそ、価値検証ではMVPの前に「どの問いに取り組むか」を見極めるプロセスが不可欠です。

3. 【価値検証の第1段階】問いを選ぶ:ストーリーボード検証

一方、「問いを選ぶ段階」では、まだ製品が存在しない状況です。どのように価値検証すればよいのでしょうか。おすすめしたい手法のひとつが、ストーリーボード検証です。

  1. 4コマ漫画で顧客体験をリアルに表現して疑似体験してもらう
  2. ストーリーボードの基本構成
  3. 顧客の反応から課題の深刻度を見極める

3-1. 4コマ漫画で顧客体験をリアルに表現して疑似体験してもらう

「問いを選ぶ段階」での検証では、ストーリーボードをぜひ活用してください。

「事業アイデアによって、顧客がどんな体験を得るのか?」を4コマ漫画のように描き出し、それを顧客に見せて疑似体験してもらうと、具体的な反応が観察できます。

【ストーリーボードの例】


出典:ストーリーボードを使ったUXデザインのためのアイデア発想法とは

これならMVPが存在しない段階でも、未来の顧客心理をリアルに再現できます。しかも小さく早く、低コストで実行できるため、事業開発のごく初期から導入できるのがメリットです。

3-2. ストーリーボードの基本構成

ストーリーボードの基本構成は、以下のとおりです。

【ストーリーボードの基本構成】

1コマ目(問題):ユーザーが抱える問題や困った状況を描写します。想像ではなく事実に基づいた、重要な問題パターンを表現することが重要です。

2〜3コマ目(解決策):問題をどのように解決するかのソリューション部分を描きます。ユーザーが製品・サービスと出会い、実際に利用する過程をビジュアル化します。

4コマ目(結果):問題が解決された結果、ユーザーがどのような満足や価値を得たかを表現します。これ以上ない体験、これまでにない体験、既存の常識をくつがえす体験を描くことがポイントです。

このような構成にすると、「ユーザーが感じる価値」をしっかり表現でき、アイデアを第三者と共有しやすくなります。また、4コマというコマ数の制限があるからこそ、自然と「価値を伝えるのに最低限必要なシーン」にフォーカスでき、本質的な価値提案の構築につながります。

ストーリーボードについて詳しくは、以下のガイドブックにまとめています。

ストーリーボード完全ガイドブック(無料)

ストーリーボード完全ガイドブック(無料)

巻末には実際のストーリーボードのサンプルも収録。この1冊で、すぐにストーリーボードを作成できます。

資料をダウンロードする


作り方からサンプルまで収録されており、すぐに実践に活用できる内容となっていますので、ぜひご利用ください。

3-3. 顧客の反応から課題の深刻度を見極める

ストーリーボード検証を行うときに重要となるのは、描かれた課題に対する顧客の反応の深さを見極めることです。

深刻な課題を抱えている顧客は、ストーリーボードを見た瞬間に強い共感を示します。具体的には、以下のような反応の違いに注目してください。

【顧客反応の見極め方】

深刻な課題の場合の反応:「まさに今、困っていることです」「これがあったら本当に助かります」といった感情的な反応を示します。具体的な体験談を自発的に語り始めることが多く、その課題が本当に深刻であることの裏付けとなります。

表面的な困りごとの場合の反応:「あったら便利かもしれませんね」「使う機会があれば試してみたいです」といった冷静で距離感のある反応になります。関心は示すものの、切実さが感じられない温度感となることが特徴です。

この温度差を敏感に察知することが、将来の事業規模を左右する重要な判断材料となります。「深刻な課題として認識されているかどうか?」が、最終的な市場規模や収益性を大きく左右するからです。

また、複数のセグメントでの検証も必要です。同じ課題でも、顧客セグメントによって深刻度が大きく異なることが、珍しくないからです。年齢・職業・ライフスタイル・価値観などの違いによって、同じサービスでも、価値の感じ方は大きく変わります。

えそらLLCは、このようなストーリーボード検証に長年取り組んできており、多くの事例と知見を蓄積してきました。問いの選択という最も難しく、最も失敗に直結する部分に対して、確かなアプローチをご提供できます。

問いの選択に迷われている場合は、ぜひお気軽に、無料のカジュアル相談をご利用ください。

通常の「お問い合わせ」はこちらから

4. 【価値検証の第2段階】問いが刺さるか確かめる:MVPと補完手法による検証

「問いを選ぶ段階」で取り組むべき課題が明確になったら、次は「攻略段階」です。選択した課題に対する解決策が実際に顧客価値を提供できるかを、行動による裏付けで確認していきます。

  1. MVPを開発して行動の裏付けを取る
  2. MVPを補完する手法:スモークテスト/オズの魔法使い/コンシェルジュ型MVP

4-1. MVPを開発して行動の裏付けを取る

MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)は、顧客に価値を提供する最小限の機能だけを実装した試作版のことです。MVP検証では、MVPを活用して顧客のリアルな反応やフィードバックを集めます。

出典:MVPで新規事業を成功に導く!実践ガイドと成功事例6選

完成製品では多数の機能が必要だとしても、MVPでは核となる「価値提供部分のみ」に絞り込みます。「あれもこれも」と機能を盛り込むと、何が本当に価値を生んでいるのかがわからなくなってしまうからです。

検証では、顧客の言葉による評価と実際の行動の間には大きなギャップがあることを前提に、行動レベルでの確認を行います。

【MVP検証で重視すべき行動指標の例】

課金・購入意向:無料での利用だけでなく、実際にお金を払う意思があるか。MVP検証の基礎となる数字です。

利用継続率:一度使った顧客が継続して利用するかどうか。真の価値を感じているかの最重要指標です。

推奨行動:友人や同僚に自発的に紹介するかどうか。本当に満足している場合にのみ起こる行動です。

4-2. MVPを補完する手法:スモークテスト/オズの魔法使い/コンシェルジュ型MVP

「MVPを開発するのが難しい」という場合には、補完する手法で代替する方法があります。スモークテスト、オズの魔法使い(Wizard of Oz)、コンシェルジュ型MVPなどが挙げられます。

【MVPを補完する手法の例】

スモークテスト:まだ実在しない製品(販売予定品)のランディングページを作成し、事前登録や購入を呼びかけて需要を測定する手法です。製品を実際に開発する前に、顧客が本当にその製品を欲しがっているかを確認できます。

オズの魔法使い手法:自動化されたサービスのように見せかけながら、裏側では人間が手作業で処理を行う手法です。複雑なシステム開発を行う前に、人力でサービスを再現して顧客の反応を確認します。

コンシェルジュ型MVP:人力であることを隠さず、担当者が顧客に対して1対1でサービスを提供する手法です。システム化する前に、人によるサービス提供で顧客のニーズと反応を確認します。

※検証の際は、景品表示法・特定商取引法・個人情報保護法をはじめとする各種法令や規制に留意し、事前登録/先行販売の実態・条件を明確に表示するようご注意ください。

MVP検証の具体的な進め方については、「MVPで新規事業を成功に導く!実践ガイドと成功事例6選」にて詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

5. 成功の秘訣は「やめる力」損失を最小化する判断基準の作り方

ここまで、価値検証の二段階構造について、解説してきました。

さっそく実践に向けて動き出したい方もいると思いますが、その前にもうひとつ、非常に大切なポイントがあります。それは、価値検証で最も重要でありながら、最も困難でもある「やめる判断」についてです。

  1. 「やめる判断」こそが損失を最小化する最重要スキル
  2. 客観的判断を支援する具体的な仕組みを作る
  3. 利益相反を排除した「中立的判断」が重要な鍵

5-1. 「やめる判断」こそが損失を最小化する最重要スキル

価値検証の成果は、前に進む根拠を手に入れることだけではありません。むしろ大事なのは、結果次第で「やめる」という判断を、納得して下せることです。

しかし、多くのチームは進めることにばかり意識が向き、やめる選択肢を事前に設計できていません。

検証の手応えが弱くても、「改善しながらやれば何とかなる」「もう少し機能を追加すれば使ってもらえる」と甘い判断で開発を始めてしまい、損失が膨らんでいきます。本来、検証段階でやめていれば、被害は最小限だったはずです。

だからこそ、やめる判断を構造的に担保しておくことが不可欠です。

検証開始前に、明確な継続・中止基準を設定し、その基準に従って機械的に判断する仕組みが必要です。感情や希望的観測に流されない、データに基づく冷静な判断力こそが、事業成功の分かれ道となります。

5-2. 客観的判断を支援する具体的な仕組みを作る

やめる判断を客観的に下すためには、以下のような仕組みを、事前に構築しておきましょう。

【客観的判断をサポートする仕組み】

定量的な判定基準の事前設定:検証開始前に明確な数値基準を決めておきます。「ストーリーボード検証で共感度4以上の反応が全体の30%未満なら中止」「MVPの月次継続率が20%を下回ったら方向転換」など、感情に左右されない客観的基準を設定することが重要です。

第三者の視点活用:プロジェクトに直接関与していない社内外の専門家に検証結果を評価してもらい、客観的な判断を求めます。当事者では見えないバイアスや問題点の指摘を受け、より冷静な判断ができるようになります。

定期的な判断ポイント設定:検証プロセスの各段階でかならず継続・中止の判断を行うタイミングを設け、惰性で進むことを防ぎます。「次のマイルストーンまで」という曖昧な先延ばしではなく、明確な判断タイミングを決め、適切なタイミングでの方向転換を図ります。

このように仕組みを事前に整備しておけば、プロジェクトが感情的な判断に流されることはありません。データに基づいた、合理的な意思決定を下すことができます。

5-3. 利益相反を排除した「中立的判断」が重要な鍵

一方、やめる判断において最も困難なのが、利益相反の存在です。

多くの支援会社や開発チームは、プロジェクトを継続することで収益を得るビジネスモデルのため、どうしても「継続する方向」へ意識が向きがちです。

検証結果が芳しくなくても「改善すれば何とかなります」「もう少し機能を追加してみましょう」「別のターゲットを試してみませんか」といった前向きな提案に偏ってしまうのです。これは悪意ではなく、構造的な利益相反から生じる自然な傾向です。

真に客観的な判断を下すためには、このような利益相反を排除した中立的な立場からの評価が、鍵となります。

プロジェクトの継続・中止によって直接的な利害を受けない第三者や、短期的な収益よりも長期的な成功を重視する姿勢を持つパートナーに、助言を求めてください。

「相談相手がいない」という場合には、えそらLLCのカジュアル相談をご利用ください。

えそらLLCは、開発部隊を持たないがゆえに、中立性を保って助言ができる支援会社です。お気軽にご相談ください。

通常の「お問い合わせ」はこちらから

6. 検証を繰り返す学習サイクルで成功確率を高める

価値検証は、繰り返し実施することで成功確率を高める必要があります。最後に、そのための方法を解説します。

  1. 打席数を増やすことが成功への唯一の道
  2. 検証サイクル高速化の具体的手法

6-1. 打席数を増やすことが成功への唯一の道

価値検証は、一度やって終わるものではありません。何度も繰り返すことで初めて、意味を持ちます。打席数を増やすことが、成功確率を高める唯一の方法です。

というのは、新規事業の成功は、確率的な現象だからです。どれほど優秀なチームでも、一発で成功を収めることは稀です。成功した企業は、何度も方向転換や改善を繰り返して、現在の事業モデルに到達しています。

つまり、限られた期間・予算のなかで、より多くの検証を実施できるチームほど、成功に近づく可能性が高いのです。

逆に、1回1回の検証に時間や工数がかかりすぎると、打席に立つ回数が減ってしまい、リスクを抱えたまま進むことになります。

たとえば、検証に3カ月かかるようでは、年間4回しか試行できません。これでは十分な学習機会を確保できず、成功確率の向上は望めないのです。

6-2. 検証サイクル高速化の具体的手法

では、どうすればよいのかといえば、検証サイクルを高速化するための改善が必要です。

【検証サイクル高速化の実践手法】

検証プロセスの標準化:毎回異なる方法で検証していては効率が悪く、結果の比較も困難になります。検証手順・評価基準・結果の分析方法を標準化し、チーム全員が同じ品質で効率的に実施できる体制を整備することが重要です。

ツール活用による自動化推進:対象者のリクルーティング、アンケートの作成・配布・集計、インタビューの予約管理、結果の分析など手動作業を自動化します。手作業で行っていた業務を可能な限り効率化し、検証サイクルを大幅に短縮できる仕組みを構築します。

小さな実験の連続実施:大規模な検証を一度に行うのではなく、小さな実験を数多く実施する文化を作ります。ひとつの実験が失敗しても、相対的に全体への影響は小さくなります。だからこそ多くの学習機会を確保でき、試行回数を最大化できます。

具体的なツールの例としては、えそらLLCが提供するインタビュープラットフォームpivo(ピボ)」があります。 pivoは、仮説検証の要となる顧客インタビューのプロセスをまるごと自動化し、顧客と継続的に対話できる環境を提供するサービスです。

「えそらのUXデザイン事例 記事一覧」より、事例をご確認いただけますので、ぜひ参考にしてみてください。

完璧を求めすぎず、まずは動かしてみる。そこから得られた学習をもとに改善を重ねる。この高速な学習サイクルこそが、不確実性の高い新規事業において成功確率を最大化する確実な方法です。

7. まとめ

本記事では「価値検証」をテーマに解説しました。要点をまとめておきましょう。

最初に価値検証とは何か、基本の知識を解説しました。

  1. 価値検証=事業アイデアの価値を確かめる活動
  2. 目的は「行動による裏付け」を取ること
  3. 正しい価値検証があれば新規事業の博打を避けられる

多くの人が知らない「価値検証の二段階構造」として以下を解説しました。

  1. 一般的な価値検証の理解は「攻略段階」の一部でしかない
  2. 真の勝負は「問いを選ぶ段階」ここで間違えると挑む山を間違える

価値検証の第1段階で問いを選ぶ手法として、ストーリーボード検証を解説しました。

  1. 4コマ漫画で顧客体験をリアルに表現して疑似体験してもらう
  2. 顧客の反応から課題の深刻度を見極める

価値検証の第2段階では、MVPと補完手法による検証で問いが刺さるか確かめます。

  1. MVPを開発して行動の裏付けを取る
  2. MVPを補完する手法:スモークテスト/オズの魔法使い/コンシェルジュ型MVP

「やめる力」を高めて損失を最小化する判断基準の作り方を解説しました。

  1. 「やめる判断」こそが損失を最小化する最重要スキル
  2. 客観的判断を支援する具体的な仕組みを作る
  3. 利益相反を排除した「中立的判断」が重要な鍵

検証を繰り返す学習サイクルで成功確率を高めましょう。

  1. 打席数を増やすことが成功への唯一の道
  2. 検証サイクルを高速化する体制を構築する

価値検証は単なる手法ではなく、新規事業成功のための戦略的な経営手法です。二段階構造による体系的なアプローチと、繰り返しによる学習サイクルを通じて、確実な事業成長を実現してください。

監修者

喜多 竜二

えそら合同会社 代表社員/HCD-Net認定人間中心設計専門家

2009年にUXデザインを専門とする「えそら合同会社」を設立、これまでに新規事業をはじめとする200を超える事業を支援してきた。自身は人をより良く理解するための認知心理学を専門とし、生活者に対する共感を出発点としたアイデア創出に力を入れている。東京大学工学部卒業、シドニー工科大学大学院修了。

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