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【コロナで変わる消費者のニーズ】
給付金10万円の使いみちに見る主婦達の5つの行動パターン
〜調査レポート公開〜

2020年07月30日

新型コロナウイルスの影響で、生活者の暮らしぶりはどのように変化しているのでしょうか。消費者参加型の商品企画を手掛ける「えそら合同会社」では、ユーザーの日常の習慣の中に埋もれているニーズを発掘するため、独自の調査を行っております。

今回は「10万円の給付金の使いみち」をテーマとしたオンラインによる行動観察調査を実施し、生活者の生の声をいくつかピックアップしてお届けします


【調査テーマ】


「10万円の給付金の使いみちは?」

【調査概要】


調査期間:2020年6月10日(水)~7月11日(土)
調査方法:オンラインによる行動観察リサーチ
調査対象:主婦層をメインとする弊社パネル
有効回答数:定性調査24サンプル
調査機関:えそら合同会社


新型コロナウイルスの経済対策として、国民1人あたり一律10万円という特別定額給付金が配られました。
置かれている状況は人それぞれの中、皆さんどのようなものに給付金を充てているのか、リアルな給付金の使いみちについて調査をしました。

調査結果を探ったところ
「給付金が入ったことをきっかけに+αな物を購入」
「給付金とは関係なく、もともと計画していた物の購入代金に補填」
「欲しいけれど保留にしていた物を、給付金に背中を押され購入」
「とにかく目の前の必要経費にまわす」
「将来の不安をなるべく無くす為に貯金にまわす」
というように給付金の使いみちには大きく分けて
5つの行動パターンがあることが分かりました。

【調査結果ピックアップ】

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給付金が入ったことをきっかけに+αな物を購入
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1人10万円というまとまった金額を自己投資として使う方、また経済を回すために貯金はせず好きなことに使ってしまおうと、家族分をまとめて大型家電へとつぎ込んだという方の声がありました。
さらに、コロナの影響で子供が休校になったことで、課題や留守番用にタブレットや携帯電話を第二波の可能性も視野に入れて、購入したという方もいました。

(1) プラスアルファのお金なので、自分へのご褒美としてエステを契約

Aさん(20代/女性/会社員)
<使いみち:エステコースの契約>

「私は10万円の給付金を自分の美容のために使うことに決めました。
具体的には、エステティックTBCさんのスーパー脱毛という電気を使った方法で脱毛するという方法のコースの契約に使いました。
自分の将来のために脱毛をしようと決めて、そのために自己投資として給付金の10万円を使うことにしました。
プラスアルファのお金なので貯金をするのもいいんですけど、何か自分のご褒美ではないですけれども、せっかく入っていたお金なのでありがたく使わせていただこうと思いまして。」

(2) 普段なら買えない大型テレビを家族5人分の給付金を合わせてドーンと購入

Bさん(30代/女性/自営業)
<使いみち:大型テレビ>

「うちは3人子供がいるので5人家族です。
なので、給付金は50万円いただきました。
それでこのちょっと大きいテレビを買いました。
私は貯金というのも考えたのですが、旦那さんと相談して少しでも経済を回して消費しようということで、どうせなら自分達の欲しいもの、普段なら買えないものを買おうということで、ドーンと買っちゃいました。
みんなで大きい画面を喜んで見て楽しんでます。」

(3) コロナで休校中の子供の学習課題の為に、タブレットを購入

Cさん(40代/女性/専業主婦)
<使いみち:子供用タブレット&携帯>

「給付金の10万円の使いみちは、タブレットと携帯電話です。
携帯電話は、子供に留守番をしてもらうときの連絡手段として。
それから、タブレットのほうは子供が休校中の課題をするために購入を考えました。
これから第二波に備えて必要になるかならないか分かりませんが、まとまったお金だったので購入に至りました。」

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給付金とは関係なく、もともと計画していた物の購入代金に補填
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今年の車検のタイミングで考えていた車の買い替え資金に迷いなく充てたいという方や、自粛期間中にすすめていたリフォーム計画の工事費の一部に使いたいというような、もともと計画していた高額な購入代金の一部に充てるという声がありました。

(4)まとまったお金を車購入資金の一部に充てたい

Dさん (女性/パート)
< 使いみち:車購入資金>

「10万円の給付金の使いみちは車です。
この車はもうだいぶ長く乗っていて、そろそろ買い替え時かなぁと思っている最中で、車検が今年の11月にきます。
なので、その車検の時までに車を買いたいと思っています。その車の購入資金にしたいと思います。
理由としては、他に特に10万円すぐに使いたいようなものが何もないので、ちょっとまとまったお金ということでもあり、車の購入資金の一部に充てたいと思いました。」

(5) リビングルームの壁一面を書棚にするリフォーム代金に!

Eさん(40代/女性/専業主婦)
<使いみち:リフォーム代金>

「給付金の使い道は、今ちょうど計画している、リビングルームの壁一面を書棚にするというリフォームの代金に充てたいと考えています。
こちらはたまたまですが、リフォーム計画を自粛期間中に少し時間ができたので進めることにして、そして給付金も給付されるとなった今、その分を家族全員分の給付金をそのままリフォームの書棚計画の工事代に充てるというふうに家族で考えています。」

(6) 高値で延期していたキャットタワーを、これを機に買ってあげたい

Fさん(40代/女性/会社員)
<使いみち:キャットタワー>

「(猫が3匹いるので)キャットタワーですね。
猫は高いところが好きなので、すでに家に2つあるのですが、まだ足りないくらいなので、1つ買い足してあげようかなと思っています。
結構価格が張るものでなかなか買えずにいたので、主人と二人暮らしで合計20万の給付金が入るので、ちょうど夏のボーナスの時期にもなるし、まとまったお金が入る時に延期になっていた欲しい物を買おうかなと思ってます。」

(7) 自粛期間中に欲しいスマートスピーカーを検討できたので、購入を決定!

Gさん(50代/男性/会社員)
<使いみち:スマートスピーカー>

「GoogleかAmazonのスピーカーを買おうと思っています。
何故これを買おうと思ったかといいますと、実は今まで我が家でですね、買おうと思っていてなかなか買えませんでした。
その一つの理由はコネクトする、どれと繋げればいいかとかですね、どうやって今後、冷蔵庫とかテレビとか色んな家電と繋げていくかって面倒くさくて調べる時間がなかったからです。
でも今は幸いにもコロナで自宅にいる事が多くて、かえって時間を持て余しています。
そういう事で家族で話してGoogleかAmazonのスマートスピーカーを買おうかということを決めました。」

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とにかく目の前の必要経費にまわす
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予想外に出ていく出産に関わる費用や、コロナとは関係ないものの、転職したことによる収入激減で家計の負担が大きく、とにかく目の前の出費に充てたいという方たちの声もありました。

(8)毎週の妊婦健診と出産費用にまわしたい

Hさん(30代/女性/会社員)
<使いみち:出産費用>

「10万円の使いみちは、出産費用に充てたいと思っています。
私が行く産院が差額ベッド代で20万円ほどかかるんですね。
なので、その費用と毎月、毎週の妊婦健診が結構お金かかっちゃうので、それの補填に充てようと思っています。
なぜなら、思ったより差額ベッド代がかかっちゃうってことが後になって分かったのですが、あんまり貯金をしていなかったので、今回コロナとは関係ないんですけど、10万円の給付使わせてもらおうかなと思っています。」

(9)ダイレクトに生活費に消える予定

Iさん(30代/女性/専業主婦)
<使いみち:生活費>

「ダイレクトに家賃、駐車場代に消えるかと思います。
というか消える予定にしています。
あとは、食費などの生活費のほうですね、こちらの方に使うということで夫婦で話し合って決めています。
コロナが流行する前に会社員勤めから自営業の方に切り替えて、その切り替えるときにどうしても無収入でしばらく頑張って挑戦してみたいということで始めていました。
なので今ちょうど無収入の時期で、もともと貯金を切り崩して生活しているのが現状だったので、もう問答無用でこういった形で生活費のほうに充てようということになっています。」

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将来の不安をなるべく無くす為に貯金にまわす
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コロナの影響で夫婦ともに失業してしまった為、生活資金としてできるだけ貯金に回しておきたいという切実な声もありました。
また、自分名義の通帳へ貯金してもらったという子どもの立場からの声もありました。また、自分名義の通帳へ貯金してもらったという子どもの立場からの声もありました。

(10)夫婦で職を無くし、今後のために貯金しておきたい

Jさん(30代/女性/主婦)
<使いみち:貯金>

「コロナの影響で最終的に6月いっぱいで仕事を辞めなくちゃいけないことになり、旦那の職もなくなってしまったので、今後のために、すべて貯金にまわして生活費の足しにしようと思っています。
7月からまた新しい仕事が一応決まったので、7月1日からやっと通い始めたのですが、今までと同じお給料はいただけないので、どうしても生活面が大変になりました。
学校の給食費とかも免除になる用紙を出したり、色々手続きをとって、今のところはまだ大丈夫なんですけども、今後の生活のためにまだまだ足りない部分がたくさんあるので、うちは全て貯金にしました。」

(11)親が管理している自分名義の通帳へ将来のための貯金をしてもらった

Kさん(20代/女性/学生)
<使いみち:貯金>

「私はまだ、そういったものの管理は基本的に親がやっているので、親がまぁ色々手続きをして引き取ってくださったんですけど、親が管理している私名義の通帳に入れてもらっています。
将来結婚するとか、将来何かをするといった時に使えるように、貯金という形で使おうかなと思っています。
何かに使おうと言うのはないんですけれど、貯金をして将来のためにとっておこうかなと思っています。」

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まとめ
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いかがでしたか?

コロナ禍による収入減少への支援として支給が決まった給付金ですが、今回の調査では意外にも生活費に充てたという声は一部にとどまりました。
逆に一番多かったのは、「給付金が入ったことをきっかけに+αな物を購入」という声でした。

コロナ禍でそこまで収入に影響のなかった方たちにとっては、今回の給付金をプラスαの臨時ボーナスのような形と捉え、お金に余裕があれば「本当は欲しかったもの」「本当はやりたかったこと」を給付金をきっかけとして手に入れることができたのかもしれませんね。

「withコロナ」に求められるものは何なのか?

えそらでは今後も生活者のリアルな声の中に、そのヒントを探っていきたいと思います。

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【コロナで変わる消費者のニーズ】
コロナ禍で増える家時間、ポジティブな人たちの行動は?
〜調査結果公開〜
https://esaura.jp/news/press/202006291290.html

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mail: contact@iinaa.jp

【本調査に使用したプラットフォーム】

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